空とバニラ

ふつうってむずかしい

激動2023年後半*育児レポ*

はじめに

50代CG研の日和です。
みす老人会 Advent Calendar 2023 2ページ目 13日の投稿でございます。
1ページ目の13日投稿は前投稿
激動2022年後半~2023年前半*妊娠出産レポ* - 空とバニラ
をご覧ください。
なが~い妊娠出産レポを綴っております。

読んで感想をくださった方、本当にありがとうございます!
とっても嬉しいです!


さて前回無事生まれた息子ですが、出産はゴールではなく始まりです。
この半年たくさんの気づきと喜びがあったので2ページ目は育児について書かせて頂こうと思います。


・産後入院生活
・新生児期
・生後2~3か月
・生後4~5か月
の4本立てです。
今回も長くナッチャッタ!


産後入院生活

入院1~2日目

無事に帝王切開術を終え1日目は布団にぐるぐる巻きになりながら回復に徹しておりました。
息子とちゃんと対面できたのは翌日。
保育器の中で何やら心電図のコードが張り付けられていたりしましたが、念のための保育器なので交流タイム時は出してもらえ、初抱っこと初授乳をしました。
初めて我が子を抱いて感動……という気持ちより、まだ私の腹から出てきた子という認識ができず、そういうイベントでお借りしている子役を抱いている みたいな気分でした。

赤ちゃんは吸啜反射といって口に触れたものに吸い付く本能があるのですが、口が小さいため思った以上に授乳が難しかったです。
ただ一度口に入ってしまえばものすごい力で吸ってくるので乳首のマッサージやケアクリームは必須です。
どんなに痛くても授乳は休めないので早めのケアをお勧めします。痛くなってからだと傷が回復しないうちに次の授乳時間になり地獄を見ます。

赤ちゃんの免疫のために必要な初乳を与えたあとは病室に戻り、またひたすら回復タイム

帝王切開になると体にものすごい数の管がつながれることになり満足に動けません。
初日は
・両足に血栓予防のエアーマッサージャー
・左手に点滴2本
・右手にパルスオキシメーター
・右腕に血圧計
股間に尿カテ
・背中に痛み止めの麻酔
計8本の管が付いておりかつ下半身麻酔がまだ効いているので身じろぐことすら許されない状態です。

2日目になってようやく麻酔が切れてくるとエアーマッサージャーと尿カテ、パルスオキシメーター、血圧計が外されます。
そして点滴と一緒にトイレまでの歩行チャレンジを課されることになります。

これが本当に痛い人だとかなりツラいらしい。
お腹の傷が1か月くらい痛む人もいるらしいので帝王切開だから楽なお産とは言い難いですね。

私は生理痛もなければ切開傷もそこまで痛くなく2日目で普通に歩けました。
子宮の痛覚死んじゃってるのかな…それはそれで心配。
ただ放散痛といって子宮の痛みが何故か肩に来るタイプでした。
ご飯を食べて胃の重みで子宮が押されると肩の痛みがどんどん増してしんどかったです。
3日目くらいでなくなりました。

こんな状態なので経腟分娩の人は母子同室でお世話を始めている中、帝王切開組は入院前半はほぼ看護師さんたちに赤ちゃんのお世話を頼むことになります。

入院3日目

無駄に元気で回復が早いため、点滴が外れ母子同室ができる部屋に移動になりました。
トイレとシャワーがついている個室です!神。
トイレはまだしも、シャワーが共用だと予約が必要だったり、時間が限られていたりとすごく面倒だったのでとても嬉しかったです。
そういえば帝王切開組は点滴がついているため2日間シャワーが浴びれません。
私みたいに当初は帝王切開の予定じゃなかった人も急に帝王切開になる可能性があるので汗がふけるボディシートやスプレーシャンプーを買っておくと多少スッキリします。

引っ越し後15時から21時までお試しで母子同室がスタート

先ほどの子役(息子)が部屋に運ばれてきます。
簡単にオムツの取り替え方とミルクのあげ方の説明をされ、育児開始です。

と言っても新生児はお腹が空いたとかオムツが汚れたとか以外であんまり泣かず、基本ずっと寝ているので戦々恐々と見守るのが仕事になります。
3時間ごとに泣きだすので泣いたらオムツを交換し、授乳をします。
母乳は出てるのかイマイチ分からないけれど最初の1、2か月間は頑張って吸わせないと生産もされないらしいので、お互いのトレーニングのつもりで吸わせまくります。

この辺で気づいたんですが、産後の入院期間は体の回復というよりも、育児チュートリアル合宿です。
最低限の回復ができたら育児スケジュールに慣らすためにパッツパツに予定が詰め込まれます。
この日は初日のため夜間は無理せず新生児室に預けることになりました。


入院4日目

近年新型コロナウイルスの影響で面会が夫であっても禁じられている産院が多かったのですが、運よく産んだタイミングくらいで解禁になり、夫と実家の家族が顔を見に来ました。
赤ちゃんも産婦さんも免疫力が弱っており、感染すると大変なことになっちゃうので手洗い・マスク・飲食禁止は徹底されていました。

家族が見に来たタイミングでお名前を発表
ずーーっと悩んでいて結局生まれるまで決まらなかったのですが、出生後14日以内に届け出をしなければならないので最後はフィーリングで決定。
名づけに関して色々言われたら嫌だな~と思っていたのですが、家族みんなから いいね! を頂き安堵。
半年経った今、めちゃくちゃいい名前だと思ってます。呼びやすいし顔に合ってるし。悩んだ甲斐がありました。

この日は初めての丸一日育児コース。
こんな感じで1日過ごしました。

5:00 一日のはじまり あつ森と同じだね。 毎朝の血圧と体温を測ります。

6:00  授乳コールで呼び出され新生児室へ。オムツを替え、授乳中の抱き方の指導をしてもらいます。むずい。

7:00 赤ちゃんの体温を測り、他の測定のため新生児室に残したまま部屋に戻ります。ウトウト仮眠。

8:00 赤ちゃんは体重と黄疸値を測り、沐浴をしてもらいます。母は朝ごはん。この時間が一番の自由時間です。

9:00 授乳コールがあり、赤ちゃんを新生児室から引き取り病室でオムツ替え、授乳

10:00 赤ちゃん就寝。このあたりで切開の傷の回診や部屋掃除の方が来てくださります。

11:00 飲んでいる薬の記録や出生届、医療証の申し込み、扶養に入れる手続き等の書類仕事をします。

12:00 赤ちゃん起床。オムツを替え、授乳。お昼ご飯が来ますが授乳後にありつけるので冷めきったものを食べます。

13:00 赤ちゃん就寝。母は昼ご飯をかっこみ、下膳。

14:00 面会開始。寝ている赤ちゃんを見せびらかします。

15:00 赤ちゃん起床。助産師さんが冷蔵庫のミルクを補充しに来てくれます。夫が面会で来ている際はオムツを替えてもらったり、ミルクをあげてもらって練習してもらいます。

16:00 赤ちゃん就寝。ここで夫も帰宅。ウトウト仮眠

17:00 夜勤交代した助産師さんの回診。母乳の出や次の日のスケジュールについて説明をうけます。

18:00 赤ちゃん起床。オムツを替え、授乳。晩ご飯が来ますが(以下略 シャワーに入るため一旦新生児室に預けます。

19:00 晩ご飯をかっこみ、下膳。シャワーに入ります。

20:00 ドライヤーまで終えたら赤ちゃんを新生児室から引き取ります。

21:00 赤ちゃん起床。オムツを替え、授乳

22:00 赤ちゃん就寝。夜の血圧を測り、自分も就寝

24:00 赤ちゃん起床。オムツを替え、授乳

1:00 赤ちゃん就寝。自分も二度寝

4:00 赤ちゃん起床。オムツを替え、授乳

5:00 赤ちゃん就寝。自分は起床扱いになり、朝の血圧を測りに行きます。

6:00 スマホをいじりながらウトウト仮眠

7:00 赤ちゃん起床。オムツを替え、授乳。赤ちゃんの体温を計ったら8時の沐浴に間に合うよう新生児室に預けに行きます。


オムツ替え、授乳が8~9回 母の合計睡眠時間は5~7時間です。
睡眠時間は合計すると取れているのですが、長くて2時間しか寝られないので熟睡はできません。
ウトウトしながら常に耳を澄ませて眠っている感じです。

しかしこれはかなり上手くいっているパターンで、授乳が終わった後スッと寝てくれる子なら可能という感じです。
眠るのに寝かしつけが必要な子だとさらに眠れません。

あと、お気づきかと思いますが、この生活スケジュールはNO家事です。
ここに掃除や洗濯、食事の準備・片付けが加わるとどうでしょうか......。(恐怖)
新生児ワンオペ育児は終わりの見えないデスマと一緒です。
赤ちゃんが夜少しまとまって寝てくれるようになるまでは、ママはNO家事ですごせるのが理想です。
24時間手が空いている大人が2人以上いてようやく育児って成り立つな とここで感じました。


入院5~8日目

4日目のようなスケジュールの日と、夜間は預ける日を交互に繰り返し、赤ちゃんのお世話をする生活に慣らしていきます。

母子同室の際は基本的に一人で赤ちゃんの面倒を見ることになるので、とてつもなく気が張ります。
面会で夫や母が来てくれた日は安心してトイレにも行け、かなり気持ちが楽でした。

また、定期的に助産師さんも回診の際に様子を見てくれるのですが、これがテストを受けているような気持になり、かなりしんどかった。
助産師さんたちは皆親切でしたし、優しかったのですが、教えられたことがきちんとできていないのではないか…と見られる度に不安になりました。
掃除の方やごはんを持ってきてくださる栄養士さん、調乳指導に来る明治の社員さん等々、毎日病室に出入りする人が意外と多いのも気疲れします。

経腟分娩の人たちは入院6日目の午前には退院していったので、授乳室での顔見知りがごそっと減ります。
この育児チュートリアル合宿を早く私も卒業したい……。
入院後半4日間はずっとそのことばかり考えていました。

第2子出産とかで退院すると上の子と新生児とをワンオペで育児しなければならないママさんは入院期間中天国らしいですが、私は退院した方が24時間手が空いている夫がいたので、入院時の母子同室より楽だったんですよね。

で、本当なら9泊10日を回復が早い事を理由に8泊9日に早めてもらい、結婚記念日でもある7月7日に退院することになりました。
やったー!


入院9日目 退院

待ちに待った退院!もうウッキウキです。
ここからが本当の育児スタートにも関わらず。

今回私は緊急帝王切開となったうえに、無痛分娩処置も行ったので、それらの費用+9日間の入院費用+赤ちゃんの保育器使用代+ミルク・オムツ代で
合計約98万円かかりました。

最初概算料金表もらったときに何かの間違いかと思いました(笑)

妊娠出産に関わる費用は健康保険適用外というお話を前回したかと思うのですが、出産費用についても同じです。
ただし、吸引や帝王切開など医療措置が入った場合はその部分は保険適用となります。
なので高額療養費制度が使えます。自己負担金額は8万円くらい。

しかし高額療養費制度というのは一月ごとの自己負担限度額なので、月末生まれの場合は入院日が月をまたいでしまい
8万(6月分限度額)+8万(7月分限度額)となり16万円分は自己負担となります。
ガーン。
入院するなら月初か月半ばがおすすめです。

そこに保険適用外の無痛分娩処置10万円、分娩介助料44万円、新生児管理保育料11万円や食事代諸々が入り
自己負担額は88万円
最初は98万円だったので10万円安くなりましたね涙
月をまたいでいなければもう8万円安くなっていたのが悔やまれます。

この88万円から出産手当金50万円と入院予約金20万円を引き、18万円を窓口で支払いました。
出産手当金、50万円に上がったのは大変ありがたいが、全然負担はまだデカいのが現実でした。

ちなみに赤ちゃんの分の医療費は赤ちゃんの保険証と医療証ができた後に明細と共に窓口にもっていくと還付されます。
子どもの医療費が0円なの、本当に助かります。税金を納めた甲斐をここで実感します。

さてそんな感じで財布と体に莫大なダメージを負った状態で本格育児がスタートします。




新生児期

赤ちゃんが生まれてからの1か月間を新生児期と言います。
免疫力が弱く、お風呂もベビーバスにしたり、哺乳瓶もいちいち消毒が必要だったり、外出を避けたりと、とにかく雑菌にさらさないように注意した生活を送らねばなりません。

そして昼夜の区別がないので3時間ごとのお世話サイクルで過ごしていきます。

3時間ごとのサイクルは入院中予習しまくっていたのでそんなに苦痛に感じなかったのですが、外に出られないってのが結構しんどかったです。
母体も2か月間は産褥期といって回復が必要な期間なので外出は避けるように言われるのですが、赤ちゃんが寝ているので部屋の遮光カーテンはひきっぱなしで、自分も昼夜が分からなくなる生活が結構メンタルにきました。

この時は息子をまだ息子と認知できず、この子役 いつ返却になるんだろう とかぼんやり考えていました。
なんというかあの長い入院生活は一種のイベントで、終わったら全て元の生活が戻ってくる とかいうあり得ないことを心のどこかで思っていたんですね。
多分寝不足のせいなんですけど。

新生児はまだ目もあまり見えておらず、泣く以外の声はあまり出さないし、反射的な微笑みしか表情がありません。
今写真を見返すとちいちゃくて可愛いんですけど、当時はこの脆い借り物をどうにか壊さぬようにケアするので精一杯という感じでした。

母子健診

2週間健診や1か月健診で母子の問診があるのですが、母親はかならず心理調査もされます。
そこで 子どもを可愛いと思う みたいな項目で全てひっかかり結構心配されました。
可愛いと思えなくてつらい!というより自分の子として認識できていないので、なんでこの子ここにいるんだろう~という不思議な気持ちの方が強かったんですよね。

でも1か月経ち、2か月経ち、一緒にいる時間が長くなると心の底から可愛いと思えるようになりました。
こんなことができるようになった!今日はこんな反応をしてくれた!この子はこれが好きなんだ!
そうした経験の蓄積が子を可愛くしていくのだと思います。

ちなみに母子手帳にもメンタルについての項目がありました。
自分が生まれた時の母子手帳にはなかった項目だったので、最近産後うつに対するケアが手厚くなっているんでしょうね。


ちなみにこの健診以降お医者さまに相談できるイベントは自分で小児科に行かない限り3~4か月健診まで開きます。
ここでお世話をしていて不安に思ったことを片っ端から質問できるとネットで調べるより100倍安心感をもらえるので、普段気になったことはメモに留めておき、ここで解消しましょう。

生後2~3か月

生後2~3か月になるとぼんやり目が見えてくるのか、顔を目で追ってくれるようになります。
また、クーイングといってあーとかうーとかの声を出したり、あやすとニコッと笑ってくれるようになります。

そうなるともう可愛い。何してても可愛い。
高校生時代の自分に教えてあげたいですね。
自分の子はとんでもなく可愛いよ って。

こっから写真フォルダがもう息子だらけになります。

する気のなかったお食い初めも写真撮りたさに当日決行。
色んな反応が見たくておもちゃのイベントに連れて行ったり、某通信教材にも手を出しました。
いつかハッピージャムジャムするのかな……。

予防接種

生後2か月ごろから始まるイベントとして予防接種があります。
乳幼児は打たなければいけない注射が鬼のようにあります。
まとめて打った方がスケジュールを立てやすいので一日に4本も注射を打つことになります。
左腕に四種混合ワクチン・Hib 左足に肺炎球菌・B型肝炎 そしてロタウイルス用のシロップを飲まされるという地獄。
乳幼児でなきゃ恨まれます。
しかもこれ3回打たなきゃいけないので1回でもスケジュールがずれると結構大変です。

今はアプリで次の接種日や打たなきゃいけないワクチンを管理できたりするので活用して忘れずに打ち切りましょう。

また、これらの免疫がつくのは接種から3週間後とのこと
新生児期を過ぎているとはいえまだまだ免疫が弱い状態なので、もし生後3か月以内の赤ちゃんに会いに行く際は風邪などの感染症に注意して会ってあげてくださいね。


生後4~5か月

首がすわり、THE赤ちゃんっぽくなります。
早い子だと寝返りやずりばいをし始め動きまわるようになってきます。

あやすとニコッではなく、もうケタケタと声を出して笑います。
体重も出生時の倍以上になりあやすのに体力を使うようになります。重い。
すごくいい筋トレになりそうなのですが、産後の体重は-8㎏からピタッと減らなくなってしまいました。
おかしいな、母乳をあげていると痩せると聞いたのに。

親の顔も覚えてきてくれているのか、朝起きて目が合うだけで満面の笑みであいさつをしてくれます。
爆裂に可愛い。
子を産んで思いますが、無償の愛というのは子からもらう事の方が多いのでは、と思います。

3か月を過ぎると体調もかなり良くなり、育児も夫との連携に慣れてきて、自分のための外出ができるようになりました。
友達の結婚式に参列したり、妹とお出かけしたり。
ちょうどうつ状態で休職してから丸1年経ち、心の回復もしてきたようで、毎日とても充実しております。

産休手当と育休手当の罠

心身共に元気になってきた
そうなると見据えるのは復職ですね。
本当は育児休業を2歳の誕生日前日まで目一杯とるつもりでいました。
子どもの成長を間近で見ていたいという思いがあったのと、自分が幼稚園通いだったため、それまでは自宅で見ていたかったのです。

ただ前回お話したようにうちは夫が現在無職なので、お金が死ぬほどないんですね。

実は産休手当と育休手当はすぐにもらえるものではありません。
産休手当は産後8週間ある産後休暇が終了してから2か月後
つまり産んだのは6月なのに10月に振り込まれました。おっそ。

育休手当も産休が終了し育休に入ってから2か月単位で申請されるので、最初の育休振り込みは11月でした。おっそ。

そして大変BADなことに産休手当は傷病手当と重複して受け取ることができません。
産休に入った5/18~傷病手当の給付が停止し、7,8,9月はマジの収入0でした。

9月の終わりごろ、貯金をほぼ使い果たし残高が600円になった時の絶望感たるや。
私のへそくりでどうにかやりくりしました。


子どもは赤ちゃんとはいえ結構お金がかかります。
ミルクは一缶2000~2500円くらいしますが2週間もたないので1か月1万円くらいかかります。
オムツも一袋1500円くらい。こちらは2週間くらいはもつので3000円。
ほかにもおしりふきやオムツ袋など結構消耗品が多くランニングコストが高いです。
子は贅沢品というのもあながち間違いじゃないと思います。

現在はやっと振り込まれた産休手当と育休手当でなんとかやっていけているのですが、それも来年の夏まで持つかどうか。
育休取得から180日経つ2月には育休手当が20%減ってしまうので結構急ぎ目に復職をせねばなりません。


保活戦争

そうなると保育園は必須です。
実は住んでいる地域はちょっと前まで待機児童ワーストの地域で保活は思った以上に熾烈でした。

保育園もいくつか種類があり、ものすごく大雑把に言うと
・国の基準を満たし、自治体に認可されている 認可保育園
・国の基準未満の 認可外保育園
の二つに分けられます。

そして認可保育園は自治体が管理しているので、保育料は自治体が決め、所得で変わります。
また入園申し込みは自治体にすることになります。

一方認可外はその保育園を運営している個人や法人が保育料を決めており、申し込みも園に直接申し込むことになります。

で、どっちがいいかっていったら国の基準満たしてるし、安全そうだしで認可保育園の方がいいですよね。
大体の保育園が認可なので自分の家や職場から通いやすいところとなると大体認可保育園が希望になります。

しかしこの認可保育園、激戦区の第一子はほぼ入れないということに気づきました。

申し込み期間が終わった後、入園希望者には調整点数が割り振られます。
フルタイムで働いていたら10点
パートナーもフルタイムだったらさらに10点
みたいに。

そして昨年の入園者の最低点数を見ることができるのですが、大体フルタイム共働きでもらえる20点が最低点か、21点のフルタイム以上の加点をもらっている点数が最低点になっていたりします。
この加点、何かというと兄弟加点です。
上に兄弟がいると加点がつき、フルタイム共働きの点数じゃ勝てなくなります。

じゃあこの兄弟持ちに勝つためにはどうしたらいいか。
そこで出てくるのが認可外保育園です。

この認可外保育園に半年以上預けている実績があると待機児童として2点加点がつきます。
そうなると兄弟持ちにも勝てるわけですね。

さらに認可外保育園はこの加点選抜ではなく、抽選だったり先着だったりと園によって申し込み方法が様々です。
この調整点数の争いがいらないため、我が家のように夫が求職中でフルタイム共働き加点すらもらえない家にはうってつけです。
0歳児クラスは認可外で入園し修行を積み、加点をため1歳児クラスで認可保育園申し込みに再度チャレンジする という作戦に決まりました。
(その時までには夫にフルタイム就職してもらわないと計画がパアだが)

そこで私が復職した際に通勤経路上にある認可外保育園に目標を絞り保活を進めました。
第一希望の保育園は完全実力勝負の先着申し込みでした。
朝8時からの受付でしたが、何時から並んでいいのか問い合わせると
何時でも大丈夫です~^^と返答。
何時からでも???


夫が朝4時に様子を見に行きました。
なんとすでに1人ならんでいるじゃあないの。
慌てて夫そのまま待機。
4時間に渡る地蔵の末、0歳児クラスの1番をGET!
(先頭の人は1歳児クラスだったそう)
これで熾烈な保育園活動2023は一旦終了となったのでした。
めでたしめでたし

ちなみに0歳児枠は6人分しかありませんでした。
6時時点で結構並んでたそうなので8時にのこのこ行ってたら終わってました。


保育園はよく妊娠中に見学に行けなんて言われるのですが、本当にそのくらい早めに計画を立てないとどこにも入れないなんてことになりかねません。
特に都内は結構激戦だと思いますし。

無事保育園は決定したのですが、正直子どもを預けるのが惜しいです。
4月入園なので、残り4か月間 子どもとの時間をたっぷり楽しみたいと思います。



さいごに

また10000字超えてるよ。

熱量から分かったと思うのですが、育児中すごく大変で誰かに共有したかったのは
・入院生活
・手当の制度
・保活
です。

メインの子育てに関しては息子はめちゃくちゃに育てやすいタイプの子で苦労しておらず、のろけ話にしかならないのでかなり省略されています。(笑)

子どもは可愛いのですが、どうしてもこうした環境のところで育てにくさが目立つな~と実感した半年でした。
こういったところが整えばもう少し少子化も緩やかになるのでは…と感じます。
お金もね、5000兆円欲しいですね。


ただ何度も繰り返すのですが、子どもと過ごす日々は替えがきかないほど楽しいです。
色んな発見や、学びがあり、子がいる選択をあの時にしてよかったなと思います。
結果論なのでいなきゃいないで人生楽しんでいたとは思いますが。

こんな長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
私の経験がいつかどこかでちょっとでもお役に立てれば嬉しいです!




前回の記事に貼ったベビーリストですが、予想以上にお祝いいただき本当にありがとうございます。
1人くらい優しい人が何かの間違いでくれたりしないかな~なんて邪な気持ちで貼り付けたのですが、私の周りには善人しかいなくて泣きそうです。
本当に助かります。ありがとうございます。
この御恩はいつかかならず!!

そしてお祝いできる余裕がなくて…ごめん…と思っていらっしゃる方
全然いいのです!むしろそれが普通というか…...私だったらスルーしてます(笑)
もしよろしければ読んでくれた感想をつぶやいてくれるだけでも本当の本当に嬉しくてたまらないので、そうしていただければと思います。


子育てで書く暇あるかな…と思いながら参加しましたが、アドベントカレンダーに参加して良かったです。
創作し、みなさんに反応いただける喜びを4,5年ぶりくらいに思い出しました。
今日はいい夢が見られそうです。
みなさまも良い年末をお過ごしください。

日和